医療と福祉を考える長崎懇親会
第34回定期総会市民公開記念講演
『発達障害者へのロボットを用いた支援の可能性』
日 時:11月9日(土)14:00~15:30
会 場:長崎原爆資料館ホール(長崎市平野町7-8)
講 師:熊崎博一先生(長崎大学医学部精神神経学主任教授)
対 象:会員、スタッフ、市民
参加費:無料
<講演要旨>
ロボット技術は目覚ましい進化を遂げている。発達障害の領域で、ロボットを用いた支援の社会実装研究は行われている。発達障害者にロボットが使用されている理由にロボットへの親和性がある。すなわち発達障害者は複雑な情報処理が苦手な中で、ロボットはヒトと比べてシンプルな外見を呈すること、ASD者は変化への対応が苦手な中で、ロボットはメカニカルな動作、すなわち繰り返し同じ動きが可能で、動きに制限があることが主な要因として挙げられる。演者は現在まで本領域を世界的に先導してきた。
本講演では世界各国で行われている研究を概説したうえで、現在まで演者自身が行ってきた研究についても紹介し、発達障害支援におけるロボット開発の現状、今後の課題について講演する。
※事前申込みは不要です(当日先着順)。直接会場にお越しください。